研究プロジェクトの目的


本プロジェクトは、現代社会における生命倫理の分野に関する法制化について、人権論の観点からどのように考察しうるかを、他国の法律や議論を例として検討を行う。それらの検討を踏まえ、最終的には、日本における法制化に関する考察を行うことを目的としている。

本年度は、研究の初年度として、第1に、総論として、生命倫理に関する法をどのような基準や価値に基づき、誰が決定するのが適切であるかについて、基本的な概念を明らかにする。第2に、各論として、人工妊娠中絶、および生殖補助医療を取り上げ、日本、フランス、ポーランドについて、法制度に関する争点、現状を明らかにし、どのように考えるのが適切かという判断の前提を確認する。

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